レビュー
5.0 1件のレビュー
- ゆ5ゆさだ2026/9/7
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トリビア
- 作者の久慈光久は三浦建太郎(『ベルセルク』)の元アシスタント。中世の武器や攻城兵器の緻密な時代考証はその経験が下地になっている。最終巻あとがきでは、筋肉少女帯の楽曲「タチムカウ -狂い咲く人間の証明-」からインスピレーションを受けたと明かしている。
- 評論家の多根清史は、代官ヴォルフラムが紳士な顔で楽しそうに残酷な処刑を執行する様子に「倒錯した快感さえ覚える」とし、最終巻で何ページにも渡って苦悶しながら死んでいく様を「爽やかな余韻を残す前代未聞の読後感」と評した。
- 14世紀初頭のスイス独立戦争を題材にした歴史劇。題名の「狼の口」はアルプスの峠に設けられた関所の異名で、実在のザンクト・ゴットハルト峠がモデルになっている。
基本情報
あらすじ
『ヴォルフスムント』は、14世紀初頭のヨーロッパアルプスを舞台にした物語である。イタリアへ向かうサン・ゴッタルド峠には、「狼の口」を意味する砦の検問所「ヴォルフスムント」があり、冷酷な門番が目を光らせている。あらゆる階層の旅人たちがこの関所を通過しようと試みるが、彼らはまず門番による尋問に直面しなければならない。そして、そこを通り抜けようとする者たちに、良い結末が訪れることはほとんどない。