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基本情報
あらすじ
横山裕一は、ウィリアム・ブレイクの根源的な衝動性とソル・ルウィットの洗練された幾何学性の間を行き来するような、独自の言語で漫画を制作している。それらは哲学的な深みと圧倒的な視覚的迫力を兼ね備えた作品であり、横山自身は次のように語っている。「私は未来を舞台にした物語を書こうとしているのではなく、特定の時代や時間からの参照を排した物語を描いているのです。もし世界の歴史が今日私たちが知っているものとは異なる道を辿っていたなら、人類は異なる価値観と異なる美学に従って生きていたはずだ。それは我々とは全く異質な文明となるでしょう。」 横山作品に関する米国初の本書は、作者の主要なテーマである「戦い」と「建築」の二つを組み合わせている。一方のグラフィックストーリー「Public Works」では、広大な風景の中に巨大な構造物が次々と建設されていく様子が詳細に描かれている。物語の筋書きは脇に置かれ、読者は何も知らない建造物が姿を現すさまを見守る中で、純粋な造形的な躍動感が前面に押し出される。もう一方の物語群「Combats」では、優雅に振り付けられた戦闘シーンが連続して描かれる。漫画界において、これほどの造形的野心と、ファッション、アート、建築の精緻な描写を両立させた才能は、かつてないだろう。